道路に面している雑貨コーナー。大きな窓と今では珍しい天窓からは、北側の凛とした光が入り込みます。古民家は全体的に天井が高いのですが、昔は雪が降ると一階部分が埋もれてしまい、天窓から外へ出るために高いのだそうです。道路から窓を覗くと、たくさんのペンダントライトの光と、木の天井が見えます。時々ですが、窓辺の座布団に猫のミーコが座っていますよ。もともとはボロボロで酷くすすけた部屋を、畳を外して床を磨き、壁に漆喰を塗り、天井を張り替えて完成させました。床のフローリングは当時のまま(60年前)ですが、非常に頑丈かつ重い素材でできており、傷だらけではありますが、今でも歴史を刻んだ味わいのある光沢を放っています。
雑貨当店で取り扱っている雑貨と家具をご紹介します。取扱いメーカーはマルニ木工、倉敷意匠、futagami、後藤照明、sarasa designstore、月光荘、越前陶芸の作家さん等々(陶房ハルカさん、タナカマナブさん)。洗練されているモノ、ホッとするもの、かわいいものを基準に仕入れをしています。展示されている椅子や照明の多くは取扱い商品となりますので、気になる商品がございましたらお気軽にお声かけ下さい。
照明35には照明がたっくさん飾られています。特に真鍮製品が好きなので、FUTAGAMIの真鍮照明が数多く飾られています。照明はお家の雰囲気や店舗空間を劇的に変える、インテリアの中では重要な項目だと店主は考えています。それは北欧・ヨーロッパを旅してまわった時に感じた経験が大きいです。冬の間、太陽光がほとんど入らない北欧(緯度が高くなるほど白夜やその逆の傾向が強くなります)では、間接照明が多用され、室内空間の居心地の良さや温かみのある電球が数多く使われていました。日本だと蛍光灯(白い光)が比較的多く使われていますが、ヨーロッパではほとんど白熱球(黄色い光)が使われています。福井の気候は比較的ヨーロッパに近いと店主は感じていまして(冬の間はどよんとしていて雲に覆われている)、室内環境をより快適にするには、照明の使い方を考える必要があると考えています。照明についてのご相談があればお気軽に質問してくださいね。