工房

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写真は床下の写真です。

工房は傷みが激しかったので基礎から改修しましたが、痛んだ床板を剥がしたところ美しく朽ちた木材が出てきました。

古民家は福井地震(1948年、規模はM7.1)の後に作られた経緯があり、基礎部分の木材はどこかの家の大黒柱が再利用されていました(とても頑丈で立派な柱です)。たまたま来ていた大工さんに聞いたところ、当時は大震災後と言うこともあり、木材が足りず他の家の柱などが新築の家に再利用されていたということです。福井の古い家を直していると、たびたび再利用された木材を見かけると言っていました。古民家の歴史は床下にありと言ったところでしょうか。なかなか床下を覗くことってありませんよね、思わぬところで意外な事実を知りました。

これらの木材をボロボロの汚いものとするか歴史が刻まれた木材とみなすかは個人の価値観ですね!
この歴史深い場所から古民家にある、あらゆる家具が作成されています。

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工房について

細長い小さな工房。

狭いながらも、必要な工具に手を伸ばせばすぐ届く使いやすい工房です。
冷暖房が無いので夏は暑く、冬は極寒です。白い息を吐きながら、かじかむ手でひたすら家具を作ったのは今となっては良い思い出です。

大量の工具と材料をしまう必要があったので、狭い部屋のデッドスペースを徹底して無くしました。押入れの扉を外して、そこに工具がジャストサイズで入る収納棚を作り、それでも足りなかったので天井空間にも棚を作る徹底ぶりです。

作業台は頑丈なツーバイフォーで作っているから、電動工具を使ってもビクともしないくらい頑丈です。

工具

古民家を再生する上で欠かせない工具達。
トンカチやノコギリから始まり、カンナ、ポンチ、ソーガイドなどDIYのかゆいところに手が届く工具もあります。

電動工具はインパクトドライバー、丸鋸、スライド丸鋸、糸鋸、ルーター、などプロ仕様の工具を揃え、フローリングのカットなどの大量作業に対応しています。

一歩間違えれば大けがを負う危険な電動工具ですが、集中して扱えば手動の工具をはるかに凌ぐ作業効率をもたらします。

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